1/28 玉淀ダム流入量7.5t
スラローム講習
今年の寄居カップは3月15日に決まりました。ローカルな大会なので、気軽に出れるし、こういう大会に出ると、いろいろと課題が見えて面白いです。
さて、本日の参加は昨年も寄居カップ出場したSさん。メニューとしては、今年最初のスラ講習だったので、スイープ、フォワードストロークと基本を中心に講習。特にフォワードでは骨盤をぐいっと前に出すストローク。ここ!という大事な1打で使う。それとスカーリング。スカーリングも水を掴み続けて漕ぐ練習。水を掴んでいるからこそ、下半身でボートのコントロールができるようになる。スカーリングは掴む感覚を鍛えるのにとてもいいメニューです。
あと、フォワードでもスカーリングでも、カヤックがどう動いているかという結果を意識すること。結局は、「漕ぐ」という行為は、「カヤックを動かす」ことなので。大事なのは、パドルの動かし方ではなく、カヤックの動き。漕ぎながら、「あっ、いま、動きが軽いなぁ」とか、「水の上をすぅ~と滑っている」など感じることができるといいです。
流れでは、ラインを6時にトレースする練習。ゆるいカーブの流れを漕ぎました。これが、簡単そうで意外と難しい。ラインを外れる、もしくは外れていなくても、流れに押されていて、上手く流れに乗っていないなどあります。寄居カップも半分はただ下るだけのコースですが、これを舐めてはいけません。こんなところでも差がつくのです。考えてみれば、ただのダウンリバーです。そうただ下るだけ。ただ下るだけなのに、正確にラインをトレースしようとすると、いかに出来ていないことか。これでは、難しい川で上手に下れないのは当たり前です。
ラインのトレースのあとは、今度はラインから外れる練習。これもダウンリバーで必要なことですが、流れに押されるのではなく、いかに流れに同調して抜け出れるか?を狙いとして練習しました。そして、このとき使うストロークが、骨盤を前に出す漕ぎです。今ある水よりも、1つ前の水に出る。そんなイメージです。
基礎がしっかりすれば、総合力が上がってきます。この冬の練習で、春が楽しみです。
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