2/27 玉淀ダム放水量9.6t
スラローム講習
今日は春の陽気、ほんとに暖かい日でした。Sさんは暑すぎて、講習前に静水カートしていました。
本日は3名参加。午前は片漕ぎやジグザグ漕ぎなどでウォーミングアップしてから、さっそくゲート中心に練習。アップゲートでは、基本はスピードが落ちない、緩やかな弧を描くターン。Sさんはピボットターンもしてみたいということだったので、ピボットも。ピボットターンはフラット(もしくは緩い外傾)で点でターンする方法です。
後半はゲートを複数セットして練習。ここで、ポールがあると、つい、そこに向かって漕いでしまいがち。しかし、実際にターンする場所はポールのところではないし、ラインはポールとポールを結んだ直線ではありません。ポールとは違うところにあるターンポイントを目標にし、スムーズなラインをイメージします。ゲートを通過するときに、体勢が崩れたり、スイープを漕いだりすると、ポールに接触しやすいので、(次のゲートに向けて)真っ直ぐにフォワードで抜けるのが基本的な考え方です。となると、ターンはゲートの前で終了しておくのが基本ということです。そして、このターンポイントはその人のレベルで変わってくる。
しかし、最短距離なのは、ポールとポールを結んだ直線なのはあきらか。もし、ゲートのすぐ手前ですいっ!と一瞬でターンができるなら、直線で漕いでいけばいいのです。その方が短いわけだから。けど、そうはいかないわけで・・・。
流れに押されるし、なかなか曲がらなかったり。ターンするのにも時間が掛かるから、その間に下流に落とされている。そう、ポイントはここのイメージなんです。直線のラインは誰でも簡単に見えるけど、自分のカヤックが、流れの中でどう進み、ターンの最中にどれだけずれているのか、ちゃんと把握できているかということ。もし、すべてのターンをピボットで点で回れたなら、あとは直線で結ぶだけ。(流れを考慮すればほんとは違うけど)自分の漕ぎのレベルが上がれば、このシンプルなラインに近づくのです。ラインを変えるのは、そことの差をどれだけ把握してるか?ということ。自分を解っているのか?ということですね。ちょっと難しい話だったかな。
だから、基本の確認のところで、自分の1ストロークで、どれだけ進み、どのくらい回っているのか、よく見て!といつも言っているのです。
今日のアルバム