3/5 玉淀ダム放水量9.0t
スラローム講習
今日はなぜか水量が増えてました。ダムのせい?秩父の方では雨だったのかな?
本日もマンツーマン。Yさん、先週スラ講習初だったので、今回は1月のメニューに戻って午前はフォワードストロークと踏み切りを重点に講習しました。
フォワードではまずキャッチ。水を掴む(パドルを固定する)感覚があって、はじめてカヤックを動かす意識を持つことができます。パドルは動かすものではなくて、固定するものなのです。ブレードを支点に感じられたら、次は下半身を使ってボートのコントロール。腰のひねり具合で方向を作ります。Yさん、けっこう早くこの感覚つかめていましたよ。
次にストリームインの踏み切りでは、この下半身でバウの向きをコントロールしながら、ボートをしっかり前に押し出します。つい流れに押されて下流に振られがちになるのを、ストロークを支点にしながら振られないようにお腹で踏ん張っているわけです。なので、ストロークの時間が長いほど踏ん張ることもできます。
このとき、上流踏み切りでも下流踏み切りでも、どちらでもエディラインを超える部分に関しては構わないのですが、上流踏み切りを使えたほうが次の本流漕ぎはやり易くなります。Yさん、ここはなかなか難しかったですが、後半には、カヤックをちゃんと押し出すことは出来ていました。漕ぎは手段であって、カヤックの動きが結果です。大事なのは結果。踏み切りはスマートではなくても、一番大事なカヤックを前に出すという意識を持てたのは今日の収穫ですよ。
スタガーゲート(ダウンゲートの連続)では、クリアが難しかったですが、基本は早め早めのターン。そうするには、バウの向き(ラインの計算)はけっこう上流に置きましょう。それでも難しいときは、フェリーを使えばいいのです。(練習でやったリバースのことです。)自分の実力ではどのラインがベストなのか?奇抜な発想でもいいのです。それを考えるのがスラロームの面白いところですね。
今日のアルバム