7/9 親鼻水位1.37
流れ入門
6月の末に続いて2回目のMさん。前回の動画を見返したり、カヤック教書を探したりと、すっかりカヤックの虜になったようです。『夢中になれるものがある。』それが幸せですよね。
前回、ストリームインアウトで、とくにアウトの時のリーンの切り返しとストロークのタイミングが分からない。とのことで、そこをまず復習しました。
エディラインがあって、「そこで、下流側を下げて、上流側を漕いで」とか、インとアウトでは逆になるし、頭で考えるとなんか複雑に感じてしまいます。人はいっぺんに複数のことを考えるのは無理だし、考えてから行動していては間に合わない場合もあります。
そういうときこそ、目線が大事です。目に入ってくる情報が、自然と行動を選ぶことになるはずです。ターンは行先を見ることでリーンが付いてくるし、エディ奥に入る状況では、目線が奥にあることで、「遠くに押し込まなければ」という気持ちが働きます。その気持ちが強いフォワードストロークになる。それが手前のみを見ていると、ただターンするための漕ぎばかりを気にしてしまう。漕ぎは目標のための手段。状況によって、どの手段を選ぶかは変わるので、目標が決まっていないと、そもそも手段は選びようがないのです。
『エディラインを超えてターンする』という練習をしていますが、
目的は『エディ奥に(本流に)確実に入る』なわけです。
午後はドローストロークもやりました。ドローを練習すると、『パドルでなくボートの方を動かす』というのがわかりやすいです。これはスイープもフォワードも同じ。ドローの感覚が分かってくるとフォワードストロークも上手くなりますよ。