9/27 親鼻水位2.16
ベーシック初級
9月最後の日曜日になりました。昨日は増水のためスクールはすべて中止となりましたが、今日は玉淀ダム流入量で約90t。何とか上限で開催です。
初級クラスには2名様の参加だったのですが、回数はそれなりに経験があるけど、長瀞は初めてとのこと。初めて見る長瀞が90t。けっこうな急流に見えたと思いますが、いつもはこんな川ではありませんから。
水が多いので、なかなかいい練習スポットも少なく、亀岩下流で講習。フォワードストロークに、リーニング、ストリームイン時のターンをメインに講習しました。
まだ二人とも流れの経験自体が少なく、流れの変化にちょっと苦労していました。流れが変わり、カヤックがふらつくと、つい、上体を反対に戻そうとバランスを取ろうとします。しかし、これはあまりいい選択ではありません。講習では「やじろべえ的」と説明しましたが、上体でバランスを保とうとすると、重心は高くなりがちです。また、パドルも水面から離れるのはバツです。
「だるま」のように重心を低く、中心に持ってくるようにしましょう。パドルは、ローブレイスやハイブレス、スイープリカバリーなど、水面にあること。
そして何より「乗る」という感覚。これは、講習の中では詳しく話さなかったことですが、自分がカヤックのどの位置に(軸が)立っているか?を感じること。その重心を下に押す感覚です。下に押すには、真上に軸が真っ直ぐ伸びていなければいけません。これはまだちょっと難しいので、また別な時にやりましょう。これが分かるようになってくると、荒れた流れでも平気になってきますよ。
あと、ロールですが、ロールは特別な技術ではありません。他のストロークとやっていることは一緒。例えば、フォワードストロークが分かっていなければ、ロールも習得するのは難しいでしょう。逆に基本の漕ぎ方を理解していれば、簡単に出来るようになります。
どのストロークも、ロールも、「パドルを支点にして、下半身でカヤックを動かす」ということは共通。ロールの形だけを覚えようとしても、水を掴む感覚や、お腹で回す感覚をまず身につけておかないとだめダメ。そのためには、スイープストロークやドロー、スカーリングの練習を平行してやるといいでしょう。