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御岳ダウンリバー講習
5月末に続いて今年2回目の御岳講習。御岳は今週末に鮎の解禁なのでその前に来ました。
今日も心配だった雨は漕いでいる間は降らず、上がって着替え終わったら、ザー。間に合いました。これから梅雨に入ります、天気は悪くても別に濡れるの一緒ですし、もう寒くもないですからね。水が増えるのが楽しみです。
参加メンバーは先日の信濃川でも見たような顔ぶれ。いっぱい漕げるのは幸せ。
御岳は岩が多いの特徴ですが、その分、エディも多い。それも小さなエディ。エディキャッチの腕を磨くのに御岳はいい川です。
さて、そもそも、どうしてエディキャッチしなきゃいけないのだろうか?
答えは簡単ですが、「より安全に下るため」です。
では、なぜエディキャッチすることが安全に繋がるのか?
ひとつは、スカウティング出来るから。まあ、これ大きいです。
二つ目には、ホールや岩などを避けるため。
ですが、長瀞、例えば小滝を下るとき、エディキャッチをする方が難易度は上がります。エディを取らずに真っ直ぐ下る方が、リスクは少ない。あれっ、最初に言ったことと違う・・・。
まあ、それはスカウティングして、ストレートがベターと判断しているからですが、もし、本流真ん中に、避けたいホールや岩があったら、ラインを変えないといけない。このとき、6時に下ってきて、ぱっとコースを変えるよりは、エディから流れを横切るように下る方が避けやすい。なので、エディキャッチすることで、ひとつひとつの瀬を確実に下れるようになる。
長瀞ではあまり必要に迫られないのですが、ここ御岳ではそれを試されるわけです。そこで多用しているのがフェリー要素を含んだアングル。エディに入るためにも、岩を避けるにも、アングルをどう計算するかがポイントです。つい6時ばっかりになっていませんか?もっと2時や4時のアングルで進む練習をしてみましょう。
そして、御岳みたいに岩が多い、つまり流れがストレートでない川は、長瀞とは反対にエディをキャッチせずに流れに沿って6時で下る方が難しいのです。その視点からすると、「あえて、流れから出ないで下る」というのもいい練習になりますね。奥が深くて面白いです。