5/2 親鼻水位1.42
ベーシック初中級
GWの中の平日でしたが、ライン下りはたくさん降りて来ました。やはり天気がいいと賑わいますね。
さて講習の方もとってもハイテンションでした。午前はセイゴの瀬あたりで講習、午後はくつなしまでダウンリバーしました。
午前の講習では、フェリーをいっぱい練習しましたが、流れに負けないように漕ぐと、水とケンカしてしまう。流れに押されて、その力を利用しながらフェリーすれば、軽い力で進む。そのためには、慣性がどのベクトルを向いているか?横のベクトルを作る助走も大事だし、一番は目線。上流を見ると基準が上流側にあるから、そこから遠ざかることに対し抵抗してしまう。けど、流れと合計した下流に目線があれば、そこに近づく慣性を作れます。
午後は、パドルを立てて、水を掴むことを意識しながらダウンリバー。このパドルを立てて水を掴む感覚を僕は『3点支持』という表現をしました。机は椅子は脚が3本あれば立ちます。2本では倒れる。カヤックとパドルで3つの支点を作っているのですが、パドルがそのうちの一つなのは分かると思います。しかし、カヤックは面で、明確な2点ではないのでちょっとこの感覚を伝えるのは難しいのですが、自分はそう感じているのです。よく、自分はカヤックを自転車に例えることがあるのですが、ちょっとそんなイメージを持って貰うとわかりやすいかもしれません。(因みにカヤックを自転車に例えるのは、自転車はペダルを漕いで進めば倒れませんが、漕がなければ倒れる。カヤックも同じと。)
ここでポイントになるのは、ブレードが入っている位置。キャッチの姿勢ですね。体が後傾になっていれば、3点支持の感覚はありません。3つの支点があって、その重心がどこにあるか?自分は重心が、脚の付け根より少し前外にあって、そこにグッと荷重しています。この時、すごい安定しているのです。皆さんも水を掴んだときの荷重がどこにあるか?感じてみてください。