10/26 親鼻水位1.38
流れ入門
10月も終わりに近づきました。紅葉にはまだですが、長瀞もちらほら色づき始めています。
講習はブループラネット初めてのMさん。友達に誘われて今年からカヤックを始めて、今度、久慈川をパックラフトで下る予定。流れの経験はまだないとのことで、講習にご参加いただきました。
初めての流れだと、流れを受けてぐらつきを感じる部分があります。急に回転したり、傾いたり。そこに上手く対応できるかが、最初のステップでしょうか。
流れをいなすには、自らカヤックを傾けるリーニングが必要です。けど、この自ら傾けるのも、慣れていないとかえってバランスを崩しそうで怖い。バランスには柔軟さが必要ですが、怖さがあると、体が固くなって、かえってフラフラしやすくなるので、慣れるまでは少し難しいですね。エディラインで危ない場面が何度かありましたが、そこは持ちこたえていました。なかなかの運動神経ですよ。
午後はダッキーツアーのプログラムがあったので、一緒にパックラフトで下りました。パックラフトやダッキーは横幅が広いので、安定性は抜群に良くなります。傾けも必要なときはあるのですが、そこまで求められません。多少の波ではひっくり返ったりしないので、初心者でもダウンリバーがしやすい良い点です。
しかし、岩とかには弱いので、障害物を避ける技術は必要。講習では、ライン(進む方向)を変えていく練習をしました。
実際に川下りしているとき、避けようと思っているのに、思うように避けれないケースが多いです。これは、要因のひとつに慌てて漕いでいることがあります。(逆に手が止まって何もしない人もいますが、もちろん、これもダメです。)車の運転と一緒で、カヤックもスピードが出ているとあまり曲がりません。下流方向にも漕ぎながらだと、急には曲がらないのです。一旦、すこし漕ぎを緩めて、まずはアングルを作ることから。向きが出来てからしっかり漕ぎだしましょう。下流への移動は流れがやってくれます。自分は向きを作ることが大切です。
久慈川、楽しんできてくださいね。