2/9 スラローム講習

今日は晴れ、しかし、風があり冷たいです。少し寒さを感じますが、まあ、着込んでいれば問題なし。
そして、平日だけど参加3名。Aさん、自分で張ったゲートで練習です。
まずは、バウラダーの練習から。ラダーは艇の方向を微調整できるコントロール技術です。そこで重要なのが、慣性をなるべく殺さないこと。慣性が残っているからこそ、その方向をコントロールしますから。そして、もう一つ大事なのが、支点にもなっているということ。支点があるからこそ、下半身で動かせるのです。水圧を捉えているけど、スライスもするという、ちょっと難しい技術なので、すぐには感覚は捉えづらいかもしれないけど、けっこういろんな場面で役立ちます。
ベースを練習したら、ゲートで活用してみます。アップゲートでは、ポールを回り込む半径を調整するのに使う。伸びが足りないと思ったらスライス気味に、オーバーランしそうと思ったら、ドロー気味にと。練習の段階では、やや遠目から仕掛けて、慣性を伸ばせるよう努力するといいかな。
ダウンゲートでは、滑らかなラインを繋ぐイメージで。スイープで急に曲げるのではなくて、ラダーで曲がりながら進む。つい、ポールに向かって漕いでしまいがちになりますが、そうすると自分の漕ぎのパワーのみで目的に近づくことになる。いや、流れが邪魔してるので、より力が必要。『流れに任せた場合、慣性はどこに向かうのか?』その慣性を正しい方向に向けるためにストロークを使うようにしたい。自分の漕ぎ半分、慣性に任せる半分で進めるといいでしょう。