8/15 月田橋水位36.22~36.02
ベーシック初級長瀞も直撃は免れるましたが、台風の影響を受けました。14、15日と連続で受講頂いたKさん、長瀞もブループラネットも初めてだったのに、ちょうど台風と重なってしまいました。
14日は午前はまだ良かったのですが、午後は2m超えの増水。翌15日はさらに増えたので、槻川に変更。槻川で漕げたのは、それはそれでラッキーなのですが。槻川はブループラネット2回目のIさんも一緒でした。
Kさんは、もともとシーカヤッカーで川の経験はわずか。それなのに、ここ増水槻川が初めてのダウンリバーになりました。Iさんもこのレベルの流れは初めて。ちょっと厳しい瀬もあり、緊張もあったと思いますが、ふたりともナイスパドリングでした。
川は、漕がなくても下流に進むので、何も障害物がなければ浮いていればそれでもうOK!しかし、障害物はあるのでそういうわけにはいかない。障害物を避ける(もしくは突破できる)コース取りをしなくてはいけません。そのコースを変えるのに、あまり漕ぎ過ぎる必要はありません。むしろ、手数が多過ぎると、下流に進み過ぎて向きを変えるのが難しくなります。流速と一緒に移動していれば大丈夫なので(不安定にならないということ)、まずはゆっくりと向きをコントロール。そして、行きたい方向に進めるよう慣性を与える(漕ぐ)。自分の慣性を見極められるかがポイントですね。
多くの場合、沈してしまうのは、水がデッキに被るから。ストリームイン・アウトでリーンが足りずに横を食われる。大きな波や落ち込みでは、ブレーキが掛かり後ろから来る水がスターンに乗ってしまうのが原因。ここでは、なるべくストップが掛からないよう、漕ぐことが大事になります。要は勢い。スピードを上げることもそうだし、漕ぐタイミングもあります。
流れによって、慣性だけで進めばいい場面もあるし、突破力が必要な場面もある。緩急を付けてダウンリバーできるといいかな。