8/20 親鼻水位1.59
ベーシック初級
お盆が過ぎても暑い日が続いています。長瀞はお盆が明けて人が賑わっている感じです。
水量はまだ少し多め。亀岩下で1日、じっくり講習しました。Nさん、リーニングがまだ納得出来ていないようで、前回に続いてリーンを集中して練習しました。
リーニングでは”圧”を感じる必要があります。どうして、リーンが怖いのでしょう?バランスが崩れるからですね。静水でただ単に傾ける行為は、そりゃバランスを崩しやすいです。「背筋を真っ直ぐ上に!」と指導していますが、それがちょっとずれると、バランスが崩れるわけですから。ではどうすればいいか?
ひとつは、支えがあるといい。自転車でいうと補助輪があるようなもの。これなら傾けても平気です。その支えの役目がブレス。そこで、ローブレス、ハイブレスターンを練習しました。ポイントになるのは、どちらもカヤックにはブレーキを掛けないこと。ローブレスはブレードに水を受け続けること、ハイブレスは遠心力を持続させるため。
止まっているカヤックと動いているカヤックでは、リーニングの感覚は違います。ただ浮いている状態では、水面に圧を加えるのは難しい。しかし、動いていれば水を押すことが出来るようになります。押すことで、反発を得て安定を感じるでしょう。なので、しっかり圧を掛けることが大切です。
遠心力に対しても同じです。内側に傾けようとするのではなくて、外側に押しているのです。頭が内に入るのではなくて、腰を外に押しています。遠心力が押してくれるので、それを利用するのです。外側には水の壁が出来ていますから、安定しちゃいます。あっ、圧を感じなくなったら、フラットに戻しましょうね。