6/2 親鼻水位1.60
ベーシック初中級昨日の雨でプチ増水。この程度の雨が降るのは水位が維持されてありがたいです。
本日は講習初参加のYさん。先日の天竜川ツアーにも参加されていますし、この2年ほど長瀞でもよくお見かけしていますが、講習は初めて。ちゃんとしたスクールに入るのも今回が初めてとのことです。
講習初ということで、まずはパドルの持ち方から。そんなのは、ある程度経験のある方なら誰でも知っていますが、どうしてそうなのか?までは知らない人は多いと思います。そして、この基本の構えは、とても重要なことも。『パドルが胸の前にあること』これが大原則と伝えていますが、どんな時も守りましょう。フォワードやスイープはもちろん、ロールでも。体幹の力を伝える構えだし、外力に耐える構えでもあります。ロールではケガ防止にも役立ちます。
午前はほとんどの時間、基本のストロークを講習しました。パドルの役目は上体の固定、よく言っている”くい打ち方式”を学びましたが、すぐに習得出来るものでもないと思うので、自主練でも静水メニューに取り入れて、根気よく身に付けていきましょう。フォワードストロークなら、脇・肘を絞って、腰から捻ること。スカーリングをいっぱいやって、ブレードで水圧を作る、下半身を寄せる感覚を磨いてください。ロールも正しい(腕でなくお腹で動かす)スカーリングとドローを練習すれば、出来るようになりますよ。
「ストリームインで流れに押されてしまう」ということでしたので、後半はストリームインの練習。”くい打ち方式”の漕ぎをマスターすれば、これは一発解決出来るのですが、今日は他の方法で。流れがバウに当たるタイミングを見極めましょう。回ってしまう前に対処が必要ですが、慣性の方向をコントロールしたり、リーニングで受ける面を変えたり、流れが強すぎる場合は下流踏み切りでもOK。スターンラダーも有効、バウラダーが使えるようになると、より幅が広がります。そして、”回されない”ようにすることだけではなくて、”前に進む”ことをおろそかにしないように。ストリームインでマーキングをするのをやりましたね。
本日は基本中心でしたが、簡単ではない、もしろ難しい内容でしたね。基本って、ほんと奥が深い。深く理解するのは、簡単ではないですが、だからこそ面白いし、基本が出来てないと上達も厳しい。今日、学んだことをずっと意識していれば、必ず変わってきますよ。