10/25 親鼻水位1.33
アドバンスもう十分な経験を積んでいるSさん、久しぶりに講習に入って頂きました。最近、伸び悩みで、「カヤックが動かせていないのではないか?フォワードストローク、身体の使い方を見直したい」と、スクール参加です。
自分には何が足りないのか?と考えられるのが上級者です。そして、いくつくところがフォワードストローク。ここに全てが詰まっていると言って過言でない。
午前は静水で、フォワードストロークとスカーリング。Sさん、フォワードストロークもしっかり体幹を使って漕げています。姿勢もいい。背筋の使い方が素晴らしい。推進力を生むのに、背筋を使うのが最もいい。けど、ボートの方向をコントロールするにはお腹。腰の動かし次第で、慣性の方向を左右どちらにも動かせる。Sさん、腹筋を意識したら、すぐに良くなりました。
次にスカーリング。スカーリングも、”水を掴んでカヤックを寄せる”という本質が詰まったストロークです。8の字スカーリングをやりましたが、これはけっこう難しいです。Sさんも苦労していました。8の字は水を逃がさないというのが特徴。水を掴み続けることが出来れば、カヤックも動かし続けることが出来るということです。スカーリングはいっぱい練習してください。
午後はセイゴの瀬で、ひたすらインアウト。『水を掴んでカヤックを動かす』を流れで試します。水が動いていると、それを掴むだけで、カヤックも動く。そこから一歩前に出すと、グンっと加速する。これ、気持ちいいんですよ。くい打ち方式のフォワードストロークが出来ればこそ。ダウンリバーも、フリースタイルも、すべてそこです。