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寄居スラローム講習
今日も曇り予報でしたが、汗をかかないようにインナーは薄着にしました。
平日ですが、川には5人いましたよ。
今日がよりいカップ前、最後の講習になるかな。この冬、たくさん練習しましたから、だいぶ仕上がってきています。昨年もよりいカップには出場していますが、1年前と比べるとかなり上達しているのが一目瞭然ですね。もうコースのポイントになるところは分かっているようなので、さらに質を上げるところと、大事な基本に戻って”体幹でカヤックを動かす”ということをテーマに練習しました。
”カヤックを動かす”は、これまでもいろんな言い方をしてきました。『パドルは動かさない』、『一時停止する』、『漕がない』、『ゆっくり大きく漕ぐ』どれも同じことです。もちろん、速く漕いだ方が速く進みます。ただし、それは水を掴んで逃がさなかったらの話。けど、それはかなり重いです。重い物を早く動かすにはパワーが必要。そして、流れのパワーに負けるから、水を逃がしてしまう。水が逃げたら、結局、素振りと一緒です。そんなんでカヤックが動くわけないですよね。
流れの中では、カヤックは水と一緒に勝手に下流に進んでいきます。ここでは、漕がなくても進んでくれるんです。(もちろん漕いだ方が速いけど)むしろ、ターンが控えているときは遅い方がターン自体はしやすいです。ということで、流れの中では力抜いて、あまり漕がないことを意識しました。その分、ラインは流れに乗るように狙います。漕がなくても進む、曲がる。なるべく省エネでいきます。
そして、スピードを上げるべきところは、がっつり漕ぐ。横のベクトルが欲しいところです。下流向きは流れに任せたので、横向きは自分が担当。メリハリを付けて漕いでみましょう。
流れでは、リラックスして水のキャッチ。パドルを立てて、脇を絞っていれば、思いのほか進んでいますよ。