4/29 親鼻水位1.32
ベーシック初中級昨夜雨が降ったのですが、水位はほとんど変わっていません。増えて欲しかったですね。
講習は久しぶりのD君。新学期になってから初かな。フォワードストロークの進みがまだ甘いと自己分析で、前半はフォワードストローク中心に練習しました。自分で課題を見付けるところがえらいです。
カヤックを速く漕ごうと思ったら力は必要です。物質を動かすのはエネルギーですから。パワーがスピードに変換されるのは物理法則。なので、まだ発展途上の中学生がパワーで負けるのを気にすることはないです。けど、少ない力でも効率良く動かすことは出来ます。そこにパワーが加われば必然的に速くなるでしょう。
ということで、”速さ”ではなく、”動く距離”を稼ぐフォワードストロークを目指してみました。まあ、やる内容はいつも言っている下半身を動かすこと。プラス、流れを利用すること。いろんなバリエーショントレーニングの中で、脚を踏み込む、腰を使うことを確認しました。
このとき、話をしたのが、カーナビの話。地図を”北固定”にしているか?進行方向を固定にしているか?自分は北固定にしています。でないと、自分がどこにいて、どこに向かっているか分からないから。
進行方向を固定すると、これは便利です。自分の位置が分からなくても、交差点で右に曲がるか、左に曲がるか、指示に従っていれば、目的地にたどり着けるので。パドリングで言うと、ただ前を向いて漕いでいる状況でしょうか。目の前のエディラインしか考えていない。カーナビなら交差点だけ注意して運転しているのと同じ。カーナビは目的地をインプットしているから導いてくれるけど、パドリングでそれをしてなかったら、ルート案内は出てこないです。
いつも頭の中で、川地図があること。自分の位置がどこで、目的地はどこなのか?目的地へのルートはいくつあるか?その交差点(エディラインとか)はどうなっているか?ただ真っ直ぐ漕ぎ出す人は、たぶん、この川地図が頭の中で描かれてないのだと思います。
頭の中でマップを作ったら、さあ次は、一漕ぎでどれだけ進むか?A地点からB地点まで、何回のストロークでたどり着くか?そこをイメージできるようにしましょう。マップがあるからこそ、移動する距離が把握出来るようになるはずです。1ストロークの距離を大切にしながら漕ぎましょう。